教育改革2

 従来の教育学では、教育は教育者が被教育者に対して与える計画的な、目的にかなった影響であった。教育過程を生活関連から切り離して、個々の教師と個々の生徒との間にだけ行われるものとみていた。古典的教育学においては、教育は「各個人に対して可能な完成のすべてを各個人のうちに発達させること」(カント)でった。教育は個人を直接対象としつつ、教育者と被教育者という一定の社会関係において成立するものであり、つねに社会性をもっている。デュルケーム (E.Durkheim) は、教育を社会学の立場から研究した。彼は、個人の行為の仕方、ものの感じ方、考え方を決めるものは社会であるとしている。それは、すべて外から強制されるものである。このようにして個人の習慣が形成され、しかも強制されていると感じなくなるのである。彼は「教育とは若い世代の社会化である」と述べている。文明がなければ人間は動物にすぎない。この社会的存在は、社会自身の内部からひきだしたものである。人間を人間たらしめるものは、社会的なものである。その伝達もまた社会的な方法によって行われる。これが教育である。デュルケームは教育を方法的社会化とよんだ。       ジョン・デューイ(J.Dewey )は、教育社会学の先駆者であった。彼は、生活の中の教育こそが最も有力な人間形成の力であり、そこに教育の根本があるといっている。教育の改革は、つねに社会の変動によっておこる。それは新しい社会の必要に応じようとするものである。よって教育をつねに社会根底から考えなければならないと主張した。ペイン(E.G.Payne )は、人間を形成する社会的要因とその過程とを、実証的に研究することが教育社会学の中心問題でなければならないとした。彼は、教育とは個人の行動に変化を与えるいっさいの過程であると考えた。家庭生活はもちろん、すべてのものが一人の人間の生涯を通じてその人間に影響を与え、行動に変化をもたらす。これが社会の教育機能であるとした。
 一概に社会といっても現実の社会は複雑であり、一つ一つの社会どうしの関係を考えてみなければならない。社会学では社会の類型を作った。社会集団とは、ある一定の方向に組織化され統一されたものである。大きく分けて、基礎社会と派生社会に分けられる。そして人間どうしの結びつきを、ゲマインシャフト(共同社会)とゲゼルシャフト(利益社会)とに対極した。それらの社会の違いによって教育という社会現象がどのように変化し現れるかが教育社会学の視点である。近代以前の社会集団では、伝統的な生活様式が支配していた。伝統様式に従って人をしつけることが、教育の原則であった。したがって伝統的無批判的な人間こそが理想であった。現代社会は、伝統的な生活様式に適応することのみを教育に期待することは、もはや不可能になった。現代社会は、批判的な創造的な人間を必要としている。しかし、教育は学校という教育の専門機関に依存している。学校は社会変化を最も早く映し出す鏡の役割を果たしている。学校やそこでの教育を読み直すことは、そのまま社会を読み直すことにつながる。教育に起こっている変化を、社会構造の変化と共に考える。これが教育社会学である。現代イギリスの教育社会学者オッタウエイ(A.K.C.Ottaway) は、教育社会学を「教育と社会との関係についての研究」と定義している
日本を変える教育
2012年2月8日の最新情報

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... この業界に入って30年、専門学校の教員になり教育に携わって20年。私にしか書けないものがあると思います。実はその思いが葛藤・苦しみの元でした。それでも様々な制限の中で、精一杯やりました。 ...
台湾人と日本精神 〓19
... そしてその後、教育設備・制度の拡充をはじめ、蕃地のインフラ整備、さらには医療機関の充実など、大幅な蕃地政策の改善が行われ ... そして愛情をもって子供達を教育したことで、地元の人々から尊敬を集め慕われた。 ...
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